Glossary

主な材料 (材質一覧)と特徴

鉄の特徴… 強度が高い ・ 錆が発生しやすい
強度が高い 【炭素などが含まれているため、硬い材料となる】
錆が発生しやすい 【空気や水などに触れ続けていると錆が発生する】

材質 材料
M3 鉄丸ミガキ材

鉄丸黒皮材

鉄六角ミガキ材

鉄六角調質材

鉄六角ショット材

鉄四角ミガキ材

鉄四角黒皮材

鉄四角6F材

鉄パイプ材
S ** C (例 S25C)
S45CL
S15CL
SCM *** (例 SCM415)
SGD3M-D
SGD400
SS
SS ** (例 SS41)
SK- * (例 SK-3)
SKD- ** (例 SKD-11)
SKS- * (例 SKS-3)
SNCM *** (例 SNCM420)
SUJ-2
SUM23(快削)
SUM24L(快削)
34CrAL6
SGP ** (例 SGP1/2)
STKM *** (例 STKM11A)
STPG *** (例 STPG370)
OST-2
FC *** (例 FC20)
FCD *** (例 FCD450)

銅の特徴… 柔らかい ・ 寿命が長い ・ 錆びにくい
熱が伝わりやすい ・ 電気を通しやすい

材質 材料
リン青銅 無し
HB-91

アルミ

アルミ特徴… 軽い ・ 強度が弱い ・ 錆びにくい
軽い 【鉄の重さの約1/3の重さ】  強度が弱い 【柔らかい】
錆びにくい 【表面が酸化し、覆われている為】

材質 材料
A ****  (例 A1050) アルミ丸材

アルミ四角材

アルミパイプ
5N
A7N01-T5
CB156-T8
G23
アルハイス
アルジェイド
YH52

真鍮

真鍮の特徴… 別名【黄銅】と呼ばれている ・ 錆びにくい
銅と亜鉛の合金で出来てる。見た目は黄色

材質 材料
BC-6(砲金) 真鍮丸材
真鍮六角材
真鍮四角材
真鍮パイプ材
BSBM
C **** (例 C1020)
C3604 カドミレス
CAC *** (例 CAC403)

ステンレス

ステンレスの特徴… 錆びない
英語 『stainless』 = 日本語 『錆びにくい』
耐食性 ・ 耐熱性 ・ 加工性 ・ 強度などで優れている

材質 材料
SUS3** (例 SUS304) ステン丸ピーリング材
ステン丸ミガキ材
ステン六角スキンパス
ステン六角酸先材
ステン四角材
ステン四角6F材
SUS4** (例 SUS403)

黒皮材

熱間圧延加工
表面がミルスケールとも呼ばれる黒錆で覆われている。
プラストなどで表面の黒皮【黒錆】を落として使う。

表面の凹凸があり、ボロボロしているため、
精度の良い加工には向かない。I形鋼やH型鋼などの
建材用途の物は黒皮材しかない。S45CやSS400などは黒皮材とミガキ材の双方が流通している。

ミガキ材

冷間圧延加工
きれいな表面で、凹凸も滑らかで寸法精度の高い加工に 向いている。コストは黒皮材よりも高い。

金属に力を加えると起こる加工硬化や、加工時に内部に残って しまった力である残留応力の影響などを加味しなければならない こともある。

SPCCは冷間圧延品なので、ミガキ材

調質材

あらかじめ材料メーカーで焼入れ・焼き戻しした材料の事。

通常、材料は引き抜きの状態で熱処理されずに出荷される。

熱処理が必要な場合は硬度や用途に合わせて加工メーカーが手配する。

ショット材

ショット、ブラスト材は、細かい砂や鋼製、鋳鉄製の小球(ショット) などを金属の表面に吹き付けたり、打ち当てして表面を仕上げる加工法である。

表面に凹凸をつけ、バリ、錆の除去や表面研削等を行う。

6F材

6Fとは、(6面(6F)加工)の事。

6面加工とは、切断したままの材料(素材)をフライス盤で 使って削り、きれいなブロックに仕上げることが出来る。

フライスの6F(6面)加工は大きく2種類に分かれます。

四角い素材をきれいに仕上げる6F(6面)加工と 丸材(丸棒)を四角に削る6F(6面)加工です。

ピーリング材

ピーリング材とは(皮むき材)とも呼ばれ
圧延加工した材料の表面を切削して仕上げる加工です。

回転するヘッドに内向きにカッターを取り付けヘッドの中に 材料を通して表面を削る。

スキンパス材

スキンパス=調質圧延
別名(テンパーローリング、スキンパス)

焼きなまし後の冷延鋼板は柔らかすぎたり、加工中に
しま状の歪模様が発生したりする。

この除去と硬度向上の為、
軽圧力をかけて冷間圧延することを言う。

酸洗材

金属製品を酸性溶液に漬ける事で、表面に付着している
酸化物を洗浄、除去する材料です。

熱処理された金属製品の表面には、『スケール』と呼ばれる。
酸化皮膜が生成します。

ジュラコン材

記号(POM)(ポリアセタールコポリマー)で強度、弾性率、
耐衝撃性に優れて作成された樹脂(プラスチック)である。

樹脂

樹脂 = プラスチック

その他

その他の材料

丸棒材 丸い材料
四角材 四角の材料
六角材 六角の材料
特殊鋼 特殊形状の材料

(多角形)の呼び方

1角形…(モノゴン) 6角形…HEX(ヘキサゴン)
2角形…(ディゴン) 7角形…(へプタサゴン)
3角形…(トリゴン) 8角形…(オクタゴン)
4角形…(テトラゴン) 9角形…(エニアゴン)
5角形…(ペンタゴン) 10角形…(デカサゴン)

図面の寸法単位はmmで表現します

図面に寸法を入れる場合、次のように寸法補助線を形状の一点から引き出し、 寸法補助線の間を矢印の付いた寸法線で作成します。
・寸法線の上に寸法値をmm単位で記入します。
・寸法値の単位 (mm) は記入せず、数値のみ記入します。
・また、寸法値は寸法線の中央部に配置するようにします。

主な使用 【工具】

バイト

バイトとは… 単刃工具で旋盤作業に用いられるもの。
多くの種類があり、チップの材質、構造及び形状・寸法などにより分類できる。

主にチップとシャンクで構成されている。

高速度工具鋼製バイト

一般的に『ハイス』と呼ばれ、高速度工具鋼を示す表記名は
『HSS』と『SKH』の2種類があります。

注意点…約600℃以上になると硬さが急激に低下するため、切削点(切削工具の刃先と金属が接触する点)は約600℃以下が条件。

超硬ろう付けバイト

ハイスと同様。
シャンクの先端に、超硬合金などのより硬い材質からなる刃先をロウ付けしたバイト

スローアウェイバイト

刃先とシャンクが別の部品になっており、それらをネジ等で機械的に結合する。
交換用の刃先(インサート)は成形済みの製品として販売されている。
また、シャンクに取り付ければすぐに使用できる利便性がある。

細かな【バイト】の種類

ねじ切りバイト 前挽き用バイト
ダイヤモンドバイト 後挽き用バイト
穴ぐりバイト 突切りバイト
スロッターバイト 溝入れバイト
突っ切りバイト ネジ切り用バイト
直剣バイト ベタバイト
ヘールバイト 穴削りバイト
右剣バイト 穴削りシフトバイト
左剣バイト L型シフトバイト

シャンク

シャンクとは… 削ったり、磨いたりする、いわゆる【刃】の役割を果たす砥粒の部分と、それらを取り付ける【台座】の相当する部分に分かれ、この台座の部分【柄】を【シャンク】と呼ばれています。

シャンクの主な種類

・ストレートシャンク
・六角軸シャンク
・SDSシャンク
・テーパーシャンク

ストレートシャンク

主に、振動ドリルで使用されます。
断面が丸い棒状になっており、先端から軸まで同じ径です。
機械側の固定部分はチャック式という方法で、丸棒を3方向から締め付けるような構造になっています。

六角軸シャンク

六角軸の太さでいくつか種類があります。
6.35mm 13mm 17mm 21mm 30mmとありますがドリルに使用するのは主に 6.35mm 13mm です。
軸の途中の凹みが引っかかって機械から抜けないようになっています。

SDSシャンク

【SDSーPLUSシャンク】と【SDS-MAXシャンク】があります
【SDSーPLUSシャンク】は10mm
【SDS-MAXシャンク】は18mm
【SDSーPLUSシャンク】は比較的【細い】径で、【SDS-MAXシャンク】は比較定【太い】径で使用されます。

テーパーシャンク

主に、ボール盤・フライス盤・旋盤等に使用され、穴をあけるために使用される切削工具です
シャンク部の規格は主にモールステーパー【MT】で表記される。

チップ

チップ(刃切)とは…【材料を削る刃部】=チップといいます。
チップを取り付ける座の部分とシャンクを合わせて【ボディー】といいます。チップは材料を削るときに切りくずが流れる面を【すくい面】【逃げ面】【切れ刃】水平方向とすくい面のなす角を【すくい角】【逃げ角】チップの先端を【コーナ】=【ノーズ】とも言います。

超硬合金チップの種類

P【鉄鋼】 M【ステンレス】 K【鋳鉄】 N【アルミニウム合金】
S【チタン】 H【高硬度材料】【焼入れ鋼】

逃げ角記号 記号『逃げ角度』
A『3度』 E『20度』
B『5度』 F『25度』
C『7度』 G『30度』
D『15度』 N『0度』
P『11度』 Pの場合『10°』を使用することがあります

チップの型番の見方【記号】インサート形状

【H】 正六角形 【V】 菱形頂角35°
【O】 正八角形 【W】 等辺不等角六角形
【P】 正五角形 【L】 長方形
【T】 正三角形 【A】 平行四辺形頂角85°
【C】 菱形頂角80° 【B】 平行四辺形頂角82°
【Ð】 菱形頂角55° 【A】 平行四辺形頂角87°
【E】 菱形頂角75° 【K】 平行四辺形頂角55°
【F】 菱形頂角50° 【R】 円形
【M】 菱形頂角86° 【X】 特殊形状

チップは色や質感などチップの外観からは判別できないため識別色が設定されています。
超硬合金チップの付け刃バイトの場合はシャンクの端に識別色が示されています。

P【青色】(鉄鋼)   M【黄色】(ステンレス)
K【赤色】(鋳鉄)   N【緑色】(アルミニウム)
S【茶色】(チタン)  H【灰色】(高硬度材料)(焼入れ鋼)

ノーズRとは…チップの先端に施されているR処理のことです。
Rがあることにより、刃物の強度、面相度にも大きく影響します。
一般的にノーズRが小さい切りくず処理が良好になります。
ノーズRが大きいほど、刃物が欠けずらくなり加工条件を上げることで効率のアップが出来ます。

チップブレーカーとは…施削加工で用いる切削工具でワークを削っているときに発生する。
『切りくず』を処理するために設けられた工具の先端の『溝』や『障壁』のことです
チップブレーカはすくい面に溝を付けただけの『溝形』とすくい面に複雑な凹凸の模様を付けた『突起形』の2種類に大別されます。
チップブレーカの形状には正式な名称はないため『溝形、突起形』と呼ばれる。

ドリル

ドリルとは…穴をあけるための切削工具です。
ドリルは『ツイストドリル』呼ばれることもあり、本来は『ねじれたドリル』という意味になります。
ドリルの溝は穴をあける際に発生する切りくずを運搬する役割を担っており、溝がねじれていることによって、ドリルの刃先で発生する切りくずは螺旋階段を上がる様にしてドリルの根元に向かって排出されます。
つまり、ドリルの溝がねじれていることは穴加工にとって、重要なポイントです。

ムクドリル

ボディとシャンクを一体工具材料で作ったドリル。
別名『ソリッドドリル』という。

付刃ドリル

切れ刃として超硬合金やその他の材料のインサートをロウ付けしたドリル

スローアウェイドリル

ドリルの刃先を交換できるタイプの物

コア型ドリル

下穴加工やその仕上げに用いる。
3つの溝や4つの溝が一般的で、ドリルのドリルの中心部に切れ刃がないことが特徴

ガンドリル

深穴加工や細穴加工に用いる

段付き(ステップ)ドリル

複数の直径を持つドリルで、段付き穴の穴あけに適しています。
また、面取り穴加工を行うことが可能

ルーマ型ドリル

ドリルの直径が細くなっておりシャンクの部分の直径と異なっているドリル。
主に浅穴加工に使用。

スターティング(リーディング)ドリル

穴あけ加工を行う前に、穴の位置決めのために使用するドリル。
加工後の面取りにも使用。

センタドリル

センタ穴の穴あけに適した形状のドリル。
旋盤や切削盤に取り付け、センタ穴をあけるときに使用。

直刃ドリル

溝がねじれていないドリル。
主に非鉄の穴加工に用いる。

油穴付きドリル

ボディに油穴があるのが油ドリル

ストレートドリル

主にストレートシャンクドリルと言い、刃部の直径とシャンクとが同じ直径で真っ直ぐになっているドリル

リーマ

リーマとは…ドリルなどで空けられた穴の内面を広げたり、形状を整えたりする工具です。
リーマによる加工を『リーマ通しと呼ぶ』

ハンドリーマ

ストレートシャンクの端に四角いカットが入っているリーマです。ハンドリーマはリーマやタップを回すためのハンドルを、使って加工するための工具でピンが入りにくいので少し、手直ししたいときに使います

マシンリーマ

チャッキング部がテーパシャンクになっていてテーパーコレットにはめて使用するリーマです。
マシンリーマは真っ直ぐな刃が特徴

ブローチリーマ

マシンリーマと違って刃がねじれているのが特徴です。
刃がねじれている為、切り粉が刃の間に溜まりにくい為切り粉が噛みこんで傷となることが少ないのが特徴

マシンリーマと違って刃がねじれているのが特徴です。
刃がねじれている為、切り粉が刃の間に溜まりにくい為切り粉が噛みこんで傷となることが少ないのが特徴

テーパーリーマ

テーパー穴を仕上げるためのリーマです。
テーパーリーマは手回しするための物と機械加工するための物があります。

エンドミル

エンドミルとは… 切削加工に用いる工具である、フライスの一種である。
ドリルに似た外観を持つが、用途が違っており、エンドミルは側面の刃で切削し、軸に直交する方向に穴を削り広げる用途に用いられる。
また端面を平滑に仕上げる際にも用いられる。

スクエアエンドミル

金属類の側面加工や仕上げ加工に先端が平担になっているエンドミル

ボールエンドミル

刃先が球体の為、R加工や、3次元加工など曲面加工に使用するエンドミル

ラジアルエンドミル

通常、エンドミルは外周と底部両方に切れ刃をそのうち底刃のコーナーを丸く仕立ててあるのが特徴です。
ラジアルエンドミルを使うと刃の角が丸みを帯びたような形状であるので比較的滑らかな形状に加工できます。

ラフィングエンドミル

切削刃の長さにより、ショート、ミディアム、ロングタイプがある、荒加工用の使用するエンドミル

テーパーエンドミル

ねじれを持つ複数の切れ刃で構成されるテーパー形状(先細り形状)の刃部が工具本体の外周に構成された切削工具です。

エンドミル加工の種類

・溝加工
・側面加工
・テーパ加工
・倣い加工
・コンタリング加工
・ポケット加工
・リプ加工
・座グリ加工

フライス

フライスとは… 円板もしくは円筒体の外周面あるいは端面に多数の切れ刃を設け、これを回転させながら工作物を切削する工具の総称

正面フライス

『フェイスミル』とも呼ばれ、工具の回転中心軸に垂直な面の切削に用いられる

平フライス

外周に切刃を持ったフライスであり、平面を切削するために使われる。

側フライス

円盤の様なフライスで、外周と両側面に切刃を持つ。溝やスリ割の加工に用いる

溝フライス

溝の加工に用いられるフライスで外周にのみ切刃を持つ。

角フライス

側フライスと同じ様に横側から切削するが、90度以下の角が出来る様な切削跡になっている。

ダブテールカッター

刃先から刃元まで角度が付いている
フライスで、主にアリ溝切削するために使われる。

歯切用フライス

歯車の刃を作成するためのフライス。

総形フライス

特DW1:EX26殊な形状の切刃を予め成形したフライスであり、通常のフライスでは困難な形状の加工などに用いられる。

外丸フライス

円柱形ではなく、円柱の角の部分が丸くなったフライス

スレッドミル

マシニング・センターでのネジ切りに用いられるフライスです。

主な手作業 『工具』

スパナ

ボルトやナットの締め付けや取り外しをする工具。

レンチ

スパナ同様ボルトやナットを締め付けや取り外しをする工具。
その他のレンチ
六角棒レンチ モンキーレンチ
トルクスレンチ ソケットレンチ トルクレンチ

ドライバー

ネジ固定したり外したりするための作業工具。
その他のドライバー
+ドライバー  -ドライバー
六角ドライバー トルクドライバー ボックスドライバー  丸ナットドライバー

ペンチ

刃部でワイヤーなどを切断出来るほか、先端部でモノを掴むことができる工具。

プライヤー

ペンチとほぼ同じ目的で使用される工具。

ニッパー

金属の線やワイヤーなどを切断する工具。

スコッチ

素地を削らず表面のサビ、皮膜や汚れをきれいに除去する物

カッターナイフ

紙や布を切るために使用する工具。

タガネ

金属を削ったり岩石を割ったりなど、加工するために使用する工具。

ビット

別名『ソケット』電動ドリルや空圧ドリル等の先端に取り付け出来る工具

刻印

打撃を加えることで金属や皮などに文字や数字を彫り、マーキングする工具。

ポンチ

穴の位置決めや、ドリルの先端が逃げないようにマーキングする工具。

ヤスリ

金属の研磨、板金、切削加工の仕上げなどの際に削って、簡単に作業ができる工具。

電動工具

グラインダー

先端部にディスク状の砥石や刃物を装着して、研磨や切断を行う電動工具

その他のグラインダー
・高周波グラインダー
・電動型ストレートグラインダー
・マイクログラインダー

サンダー

サンディングディスクを振動させ、木材や金属を研磨する電動工具

ポリッシャ

ディスク状のパッドやバフを回転させて効率よく洗浄や研磨を行う電動工具

パンチャー

穴をあけるために使用する電動工具

丸ノコ

円形の『ノコ刃』を電気モーターで回転させ、対象物を直線に切断する電動工具

ソー

先端の工具を交換しながら使用される電動工具

シャー

ハサミと同じ原理で素早く剪断する電動工具

ベンダー

常温でパイプを曲げるための電動工具、または機械

黒皮取り機

熱間圧延により作られた鋼板や鋼材の黒皮を研削除去する電動工具

面取り機

鉄鋼の角を切削して角面や丸面に加工する電動工具

バイブレペン

金属などに刻字するための電動工具

空圧工具

ブラスト

研磨材をコンプレッサーの圧縮空気と混ぜて吹き付けることで、表面加工する工具

ベベラー

表面を滑らかにし、穴状や半径状、溝状の面取りを可能にする工具で、開先取り機とも呼ばれています。

エアガン

空気の圧力を利用して、切り粉、粉体、粒体などを吹き飛ばす工具

スピンドル

軸端に回転対象を付けて回転させるための回転軸です。

コンプレッサー

圧縮した気体を連続で送出する機械で工場など多彩な動力工具が使用可能です

測定工具、機器

ノギス

外径・内径・の長さ測定、段差、深さ側定をするための工具。

マイクロメーター

ネジ機構を利用して精密な長さを測定する工具。
その他のマイクロメーター…・ポイントマイクロメーター・三点マイクロメーター ・デプスマイクロメーターインサイドマイクロメーター

ダイヤルゲージ

微小な長さや変位を精密に測ることができる計測器。

ピンゲージ

対象物のサイズや穴の径を図る測定工具でピン形状のゲージです。

ハイトゲージ

機械部品の加工、金型などの高さの測定、ケガキ作業で使用する測定工具です。

デプスゲージ

溝の深さや突起部の高さなどを測定する工具。

ネジリングゲージ

制作したオネジが規格の寸法か確認するのに用いられるゲージ

リングゲージ

規定された摩耗限界を超えていないか検査するゲージ

内径測定器

『ホールテスト』内径寸法を精密に測定する工具

ダイヤルキャリパー

2本のアームを使って外径測定または、穴の直径や特殊形状の内径測定をする、高精度な測定器

粗さ測定器

加工面の状態を測定する機械です。加工面の評価を行うために、粗さ曲線を元に測定結果を算出します。

その他の作業工具用品

防錆油

金属製品に錆が発生しないように表面を保護する物

切削油

金属などの切削加工を行う際に、摩耗抑制と冷却のために使用する油

治具

治具とは

部品や工作物を固定するともに工具等の作業位置を案内するために用いられる製品を組み立てる際には欠かせない補助工具です。

主な治具の種類

・組立治具 ・固定治具 ・評価治具
・切断治具 ・曲げ治具 ・かしめ治具 ・溶着治具
・圧入治具 ・塗装治具 ・マスク治具 ・鍍金治具
・印刷治具 ・乾燥治具 ・位置決め治具 ・受け治具
・吸着治具 ・選別治具 ・溶接治具 ・検査治具
・測定治具

機械・加工

切削加工

切削加工とは、ドリルやバイトなどの切削工具を使用して金属などを削ったり穴を開けたりして行う加工方法です。切削加工は主に『フライス加工』と『旋盤加工』があります。

旋盤を構成している主な部品

主軸(チャック)…工作物を固定し、回転させる部分心押し台…工作物を反対側から保持する部分。往復台…工具を水平に移動させる部分ベッド…旋盤本体を構成し、往復台をスライドさせる部分

フライス加工

正面フライスやエンドミルなどのフライス工具(ドリル)高速回転させながら材料に押し付け、目的の形状に加工する方法です。材料を固定したテーブルは前後左右に動かすことでどんな形状にも仕上げることができます。

旋盤加工

フライス加工とは逆に、工具ではなく材料を回転させて加工を行う方法です。回転させた材料に、(バイト)と呼ばれる専用工具を押し付けることで、外周を削ったり、穴を開けたり、ネジ切などを行って、目的の形状に仕上げていきます。

研削加工

研削加工とは、砥石を高速回転させて材料の表面を削ったり除去したりする加工方法のことを言います。研削加工を行うことで材料の表面を平滑にすることができます。

研磨

研磨とは、切削加工などで仕上がった物をより硬度の高い砥石を用いて、少量ずつ削り、さらに滑らかに仕上げるための加工方法です。研磨を行う意味としては、外観の綺麗さ向上、寸法精度の向上、強度の向上、耐摩耗性のや耐食性の向上などがあります。研磨は主に最後の仕上げとして加工を行われます。

切削機械の種類

旋盤

工作機械の中で、最も多く使用されているのが旋盤です。旋盤は円筒、円盤状の材料を回転させ、固定された刃物によって加工する方法のことを言います。旋盤で行われる加工には『外丸削り』『テーパ削り』『面取り』『穴あけ』『中ぐり』『ネジ切り』などがあります。

フライス盤

フライス工具を固定し、回転させ、加工対象物の平面や曲面、溝などを加工していきます。フライス盤は、回転する刃物を自在に動かせることができます。

ボール盤

ボール盤は、加工対象物(主に金属)に穴を開けるための機械です。テーブルに材料を置き(ドリル)や(リーマ)などの工具を回転させて穴を開けます。

研磨機

研磨機は研磨加工を行う際に使われる機械です。バイトやフライス工具ではなく砥石を使って加工を行います。切削加工や研削加工に比べると精度が高く、より滑らかな仕上がりになります。

マシニングセンタ

マシニングセンタは自動工具交換機能を持ち、『フライス削り』『穴あけ』『中ぐり』『ネジ立て』など多様な加工を1台で担うことができる、NC工作機械『数値制御工作機械』です。また、コンピュータ数値制御(CNC)で自動加工します。

主な旋盤加工機

汎用旋盤

旋盤加工機の基本的な構造をしており、(旋盤)といえばこの機械です。工作物を主軸台で固定し、往復台上のバイトを押し当てて削ります。心押し台にバイトやドリルチャックを組付けたり、補助工具を組み合わせれば、様々な加工方法を行えます。

NC旋盤

縦、横、高さの座標軸を設定し、あらかじめプログラムした手順通りにバイトを動かして自動的に加工する旋盤機です。コンピューターによって制御管理を行うため、高精度な加工が出来るのはもちろん、バイトの動きはサーボモーターで制御するため、正確かつ高速で製品を作り出すことが出来ます。

卓上旋盤

基本的には汎用旋盤と同じですが、別名『ベンチレース』とも呼ばれるくらいサイズが小さく、作業台の上にも設置できる特徴があります。サイズ的には小物部品の加工が中心となります。

正面旋盤

汎用旋盤の加工物固定部に面盤を取り付けた旋盤で大きな製品でも加工することが出来ます。大きな加工物セットするときに精度が出しにくい欠点がある為、代わりに立旋盤の方が多く用いられます。

立旋盤

一般的には旋盤は横向きで加工を行います。立旋盤は縦向きで垂直方向に加工を行います。また、加工物を下向きに置いてセットするため、重量物や大きな物でも重力によって中心がズレることなく装着できます。

タレット旋盤

汎用旋盤では、バイトや切削工具の脱着を行う際は、毎回付け替えをしなければなりません。しかし、タレット旋盤は心押し台の代わりに『タレット』と呼ばれる旋回式の刃物台が装着され、形状や材料によってタレットを回してワンタッチで刃物を変えることが出来ます。

複合加工機=NL

NC旋盤が持つ機能とMC(マシニングセンタ)が持つ機能の両方を持ち合わせている機械です。機械を複合化することにより、1台の機械ですべての加工が出来る。(NC旋盤やMCなどを複数台渡る必要がない)

ピーターマン型旋盤機

別名(スイス式加工機)は主軸のチャックで材料を掴み、ブッシュで支えて材料を前後移動させて加工する機械。細くて長い部品が高精度に加工できるのが特徴です。加工内容…内径・外径・溝・ドリル・タップ

バー加工機

長い棒状の材料を得意とします。セットし1つの部品を削ると自動で材料を供給し次々と同一部品を大量に作ることが出来ます。

チャッカー機

高精度な加工や、穴あけ、ネジ、面取りなどの後工程加工が得意な機械です。加工する製品に合わせて様々な種類のチャックを選ぶ必要がある。

加工の種類

転造

文字の通り(転がして造る)と書くように材料を『ダイス』と呼ばれる工具を強い力で挟み込み盛り上げて成形する加工方法です。
主にネジやローレット加工で使用されます。

主なネジの表記

M **

メートルネジ

** UNC ** UNF(例40UNC1/2UNFなど)

ユニファイネジ

** SM **(例1/4SM14など)

ミシン用ネジ

PT** R**(例PT1/4など)

管用テーパーネジ

PF** G**(例PF1/4 G1/4など)

管用平行ネジ

ローレット

金属に施す、細かい凹凸状の加工の事。
ローレット加工は滑り止めの効果がある。

ポリゴン

多角形の事を表す。
ポリゴン加工は…刃物と主軸の回転比を2:1にさせ多角形に加工する方法です。
回転工具に取り付ける特殊刃具の枚数によって形状が変化し、1枚にすると2面取り2枚にすると4角形、3枚にすると6角形になります。

表面処理

熱処理、鍍金、塗装など素材の表面の性質を高めるために行われる工作法の一種である。
主に、硬さ、耐摩耗性、潤滑性、耐食性、耐酸化性、耐熱性、断熱性、絶縁性、装飾性など、これらの性質のいくつかを向上させることが目的とされる。

主な熱処理の種類

焼入れ

金属を所定に高温状態から急冷させること。

高周波焼入れ

鋼に、高周波の電磁波による電磁誘導を起こし表面を加熱させて焼入れを行う。

浸炭焼入れ

元々炭素量が少ない金属に後から炭素を添加して熱処理を行うことで表面の硬さを得る方法。

窒化焼入れ

低炭素鋼系材料を用いて、炭素を拡散し表面は硬く内部は硬さが低く、じん性のある材料を作る方法です。

主な化成処理の種類

煮色仕上げ

銅及び様々な銅合金を薬液の中で煮込むことにより表面に酸化被膜を形成させ耐候を付け、独特な発色の表面に仕上げることができる。

クロメート処理

六価のクロム酸を主成分とする処理液で表面処理方法のこと

リン酸塩処理

別名『パーカーライジング』はリン酸鉄、リン酸亜鉛、リン酸マンガンなどのリン酸塩の溶液を用いて金属表面に科学的にリン酸塩皮膜を生成させる化学処理の事

黒染め

鉄鋼をアルカリ性の薬液に浸清し、その表面に四三酸化鉄皮膜を生成させ、表面を黒色にする化成方法

主な鍍金の種類

電気メッキ

電流を使う鍍金法で、鍍金したい物質を含む溶液溶融塩、または固体電解質から、その物質を還元させ、電導性のある物体にその物質の薄い層を形成させる。

無電解メッキ

鍍金液に含まれる還元剤の酸化によって放出される電子により、液に含浸することで被鍍金物に金属ニッケル皮膜を析出させる鍍金。

熔融亜鉛メッキ

鋼材の防錆処理の一種である。別名『ドブズケ』や『テンプラ』などと呼ばれている。素材の表面に亜鉛の合金層を形成することで亜鉛の犠牲的防食作用により、鋼材の腐食を抑制する。

イオンメッキ

『イオンプレーティング』とはイオン化した金属を被加工物に蒸着させる表面処理の事。プラズマにより金属が蒸発して周囲の反応性ガスと反応・化合して被化合物に蒸着させる。

ユニクロメッキ

電気亜鉛メッキされた材料に対してフッ化物を含んだ溶液でクロメート処理したもの。一般名称は『光沢クロメート』です。外観は銀色です。

三価クロメートメッキ

通常、亜鉛メッキ後の後処理として耐食性付与のため、三価クロムのクロメートの薄い皮膜を付けることを言います。外観は銀色です。

六価クロメートメッキ

クロム酸又はニクロム酸塩を主成分とする溶液で金属を処理して防錆皮膜を作ることを言います。外観は黄色などです。
JIS表記一例Ep-Fe/Zn8-CM2

ニッケルメッキ

水溶液中で通電による電気の還元力により、被メッキ物に金属ニッケル皮膜を作成することを言います。外観は銀色などがあります。

スズメッキ

他の金属とのなじみが良く、半田密着性や窒化処理への体制の付与を目的として用いられることが多いメッキです。外観は銀色などです。

黒色クロメートメッキ

亜鉛メッキ後に硝酸銀などを含んだ溶液でクロメート処理をすると黒色になります。外観は黒色です。JISでは表記が無く、末尾に(CM3)や(K)や(BK)と表記されることがあります。

アルマイト

アルミニウムの表面に陽極酸化被膜を作る処理である。アルミニウムの耐食性、耐摩耗性の向上、および装飾などの目的として行われる。多彩な色に加工することができる。

刻印

印をつける事。色々な刻印方法があり、対象物の材質、形状によって使用用途がわからます。主に『手打ち刻印』『セットマーカー』『ロールマーカー』『プレスマーカー』『レーザーマーカー』などがあげられます。

溶接

2個以上の部材の接合部に、熱または、圧力もしくはその両者を加え必要であれば適当な溶加材を加え、接合部が連続性を持つ一体化された1つの部材とする接合方法。

溶接記号

全周溶接

図面の中に溶接マークが書いてあり、

その部分に〇が書いてある場合は全周溶接を表している。

すみ肉溶接

横線の下方向に三角マークがある場合は手前方向に溶接をする。上方向に三角マークがある場合は反対側に溶接をする。その上下にマークがある場合は両方に溶接します。

I形開先溶接

I形開先溶接とは、言葉の通り、I形の溝(溶接部分が平行)同士が溶接すること。

V形開先溶接

V形開先溶接とは、上記同様、V形の溝(溶接部分が斜め)同士が溶接すること。

レ形開先溶接

レ形開先溶接とは、上記同様、レ形の溝(溶接部分が片方がI形反対側がレ形)同士が溶接すること。

その他にも色んな溶接が多々ありますが、基本的には上記の溶接となります。
他には溶接マークの横に記号が書いてある。
(【C】チッピング  【G】グラインダー 【M】切削  【P】研磨)主に溶接後に記号の内容が行われます。

その他加工の種類

タップ

穴あけ加工などによってあけられた穴(下穴)にめネジ(ネジが入る筋)を切る加工のことを言います。外周にらせん状の溝があり、切れ刃が付いている『タップ』というネジ状の工具を使って行われます。

キー

軸の回転動力をギアやプーリー等に伝えるときに空回りを防ぐための回り止めの事です。キーを差し込むために軸側の外径、ギア等側の内径に溝を加工する必要がありますが、(キー加工)スロッターでは主に後者の溝を加工します。

ケガキ

鉄やアルミニウムなど金属材料の平坦な表面に傷を付けて線を引き、穴あけの中心を決めたり。切り出しの位置を決めたりします。

ワイヤーカット

真鍮を主流にタングステン・モリブデン等の電極線を供給しながら通電を行い、電極からの放電によって工作物を溶かして切断を行う加工方法です。正式には『ワイヤー放電加工』です。

ホーニング

ホーニングヘッドに取り付けられた砥石を工作物の穴内面に押しつけ回転させながら、往復運動することにより精密仕上げを行う加工方法です。

バレル

ドラム状のバレル容器『樽』に工作物、研磨石、コンパウンド、水を入れ回転運動や振動を与えて研磨する加工法をバレル研磨と言います。バレル容器が運動することで工作物と研磨石がこすれ合い、工作物全体を研磨します。

研磨

切削加工などで仕上がった物をより硬度の高い砥石を用いて、少量ずつ削り、さらに滑らかに仕上げるための加工方法です。研磨を行う意味としては、外観の綺麗さ向上、寸法精度の向上、強度の向上、耐摩耗性のや耐食性の向上などがあります。研磨は主に最後の仕上げとして加工を行われます。

円筒研磨

円形状の工作物の外面を研磨する加工です。工作物は両端の中心で支えられ、砥石は回転する工作物の円形の側面で研磨を行う。

内径研磨

内径研磨とは、穴の内面を研磨する場合に工作物を回転させ、その穴に回転している砥石を挿入して研磨する加工です。

平面研磨

工作物の平面を研磨する加工である。

心なし研磨

別名(スルー研磨)ストレートな円筒形状の製品を大量に研磨する加工方法である。

フレ(振れ)

砥石でいう、(振れ)は、回転中の砥石が基準から(ブレ)る状態を意味し、外周方向に振れる(外周振れ)、側面方向に振れる(面振れ)、内周方向に振れる(内周振れ)、と言います。

表面粗さ

粗さ区分値

荒仕上げ
▽▽ 並仕上げ
▽▽▽ 上位仕上げ
▽▽▽▽ 精密仕上げ

表面粗さを表す『Ra』と『Ry』の違い

対象物の表面からランダムに抜き取った部分における、表面粗さを表すパラメーターである算術平均粗さ『Ra』最大高さの『Ry』である。補足として、十点平均粗さ『Rz』凹凸の平均間隔『Sm』局部山頂の平均間隔『S』及び負荷長さ率『tp』のそれぞれの算術平均値

プレス加工

対となった工具の間に素材を挟み、工具によって強い力を加える事で、素材を工具の形に成型(塑性加工)すること。一般には対となった工具の事を金型、加圧する機械の事をプレス機械と呼ぶ。

塗装

あらゆる物体(被塗物)の表面に塗料を塗布することにより、塗膜層を形成させるプロセス(加工工程)である。その他の塗装。(ハケ塗り、吹付塗装、エアレススプレーロールコーター、焼付け塗装、浸漬塗り、電着塗装(カチオン)静電塗装、粉体塗装、赤外線硬化塗装)

ダイカスト

金型鋳造法の一つで、金型に溶融した金属を圧入することにより、高い寸法精度の鋳造を短期間に大量生産する鋳造方法の事である。

含浸処理

鋳造工程で発生する目に見えない『巣穴』や焼結部品の『隙間』などに、薬剤(含浸剤)を圧入し硬化させて穴を埋める技術です。気密性、耐圧性、重要保安部品、メッキが膨れたり剥離するのを防止するなど、製品のロス(不良品)を防ぐ目的などに行われる。

不導体処理

ステンレスの加工物を酸化力の硝酸などの水溶液に一定の条件で浸漬することにより、表面に強固で安定的な不導態膜を形成させるものです。同時に優れた洗浄効果によって部品表面のコンタミ(汚れ)を取り除きます。

Cとは

図面に記載されている、(例C2)とは加工するとき、角を面取りすることがあるのですが、その部分を図面で「C」「長さ(㎜)」と表記します。
角を辺の長さが2㎜の直角二等辺三角形で切り取る」という意味です。数字は寸法(単位は㎜)を表していて、「C」で表記するのは、面取り角度が45°のときだけです

Rとは

図面に記載されている(例R2)とは角のとがった部分を辺で切り落とす「C面取り」に対して、丸く面取りする加工を「R面取り」といいます。
半径2㎜の円形を描くように、丸く面取りしているので『R2』となります。口頭で言う場合には『2R』となります。

Φとは

円形状の直径を表す記号【Φ】(例Φ20)などパイ口頭では20パイと呼ぶ。

X・Y軸とは

一般的に『X軸』が『水平方向』、『Y軸』が『垂直方向』、『Z軸』が『X軸とY軸と交わって定義される平面の奥行方向』を示します。XYZの3軸で定義された形状を加工する場合、斜めから工具を入れる、裏から工具をあてるといった回転要素が必要になります。そのため、マシニングセンタなどの工作機械ではX軸、Y軸、Z軸という直線方向の軸に回転方向を定義するA軸、B軸、C軸という軸が設定されます。

JIS記号の1つ

この記号のある面は加工してはならない。
JIS記号の1つ

この記号のある面は加工の要否を問わないと間違えない様に注意!
JIS記号の1つ

この記号のある面は全周面同一表面性状の場合

不具合用語一覧

材料巣

材料巣=素材に元々ある非常に小さな穴(凹凸)巣穴があると、メッキ皮膜で穴をカバーリング出来ないため、鍍金後の錆びや変色といった問題を引き起こす可能性があります。

変色取り

変色=素材の変色や錆(サビ)錆びが発生した品物を防錆油やスコッチなどを使用し錆びを除去すること。

公差外

公差外=工作物の寸法公差(±範囲)外(例Φ20±0.02の場合Φ20.03は公差外)+(Φ20.01は公差範囲 Φ20.03は公差外)-(Φ19.99は公差範囲 Φ19.97は公差外)

ビビり

チャターマーク、とも言われます。加工対象の仕上げ面に発生する斑(まだら)模様のことで、機械の振動、振れや砥石の精度不良、加工条件の不適合、切れ味の低下などが原因で発生する事があります。

バリ キリコ

バリ=材料を加工する際に発生する突起
キリコ=材料を加工する際に発生する金属くず

ウォーター マーク

メッキ最終工程の乾燥を行う際に細かな水滴が乾燥されず、そのままの状態で乾燥してしまい、水玉模様のマークが付くこと。

打痕(ダコン)

ダコンとは工作物の表面に凹み跡があるのが(打痕)です

うねり

うねりは工作機械及び刃物の変形や振動により、そして微細な凹凸は、加工に用いる工具、加工法の適否、表面のひっかき傷などにより生じる。表面をそれに直角な平面で切ったときに切り口に現れる曲線のこと

ザグリ

ネジ穴の箇所にオスネジの頭部が出ない様に作る一回り大きな穴の事を『ザグリ』と呼びます。また、ボルトやナットの座りをよくするために表面をさらう加工をも『ザグリ』と言います。通常の座ぐりは真っ直ぐの穴加工に対して表面をさらっておく加工のこと

切りくず

加工中に出てくる、工作物の不要な切れ端のこと

切り傷

工作物の表面に言葉の通り、切った様な傷があること

輪っか

ネジ加工や穴あけの品物に見られることが主に有り、輪っか状の切りくずのこと

図面の読み方

線の種類及び用途

名称 線の種類 線の用途
外形線 太い実践 対象物の見える部分の形状を表すのに用いる
寸法線 細い実践 寸法記入に用いる
寸法補助線 寸法を記入するために図形から引き出すのに用いる
引出線 記号などを示すために引き出すのに用いる
かくれ線 細かい破線
太い実践
対象物の見えない部分の 形状を表すのに用いる
中心線 細い一点鎖線 図形の中心を表すのに用いる

はめあい公差

はめあい公差の表記方法の一例を説明します

例えば、直径40mmの穴寸法公差H8とすると図面には次のように表記します。

Φ40H Φ40:穴の直径
H:穴の公差域
8:等級

H8の公差はJISに定められている『はめあい公差』の表で調べることが出来ます。
下表から(最小許容寸法) 0 (最大許容寸法)+0.039となります。
また、直径40mmの軸で寸法公差をf7とすると図面には次のように表記します。

はめあい公差は「穴と軸の公差」です。

Q:Φ10の穴にΦ10の軸は入るか?入らないか?

A:穴より軸が少しでも細ければ入ります。

[解説]
穴より軸が少しでも太ければ入りません。
当たり前です。
「穴より軸が若干でも細くなるように(ちゃんと入るように)」の指示をするために存在するのが『はめあい公差』です。

図面記号の読み方

NCで使用される座標系は、X軸、Y軸、Z軸の3軸の直交座標系です。
これに回転軸を加えた4軸、または5軸を制御できる設備もありますが、ここでは分かり易く3軸での解説をします。

各軸の方向は設備の種類によって違いますが、フライス盤や立形マシニングセンタでは、X軸は横方向で右が+、Y軸は前後方向で奥が+、Z軸は上下方向で上が+、となります。

また、円弧補間などの回転方向や、工具径補正方向を見る場合には、平面に垂直な軸のプラス側から見たときに、時計回りなのか反時計回りなのか、左なのか右なのか判断します。XY平面(G17)であれば垂直な軸はZ軸になり、Z軸のプラス側は上になりますから、上から見たときの方向ということになります

4軸加工機 [ 例 ]

4軸加工機は、XYZ軸移動の3軸加工機に回転軸を1軸付加したものとします。

テーブルにX軸を中心に回転するインデックステーブルを付加した例で、円筒物の加工などに有効です。

横型の加工機にY軸(上方向軸)を中心に回転するインデックステーブルを付加した例で、大物の側面を多面加工する場合に有効です。

縦型の加工機にZ軸中心に回転するテーブルを付加した例で、円筒端面に一定角度で穴開けを行う場合やXYストロークをカバーする為などの特殊な例です。

5軸加工機 [ 例 ]

5軸加工機は、XYZ軸移動の3軸加工機に回転軸を2軸付加したものとします。

テーブルにX軸中心に傾斜する傾斜テーブルを付加し、更にその傾斜軸の上に(傾斜軸が0度の状態で)Z軸中心に回転する回転テーブルを付加した例です。このタイプは、傾斜軸がX軸中心で傾斜するAC軸タイプ、傾斜軸がY軸中心で傾斜するBC軸タイプ、横型加工機で傾斜軸がX軸中心に傾斜し回転軸が(傾斜軸0度時に)Y軸中心で回転するAB軸タイプなどがあります。この加工機は小型の5軸加工機によく見られるタイプです。

主軸ヘッドがZ軸中心に回転し、その回転ヘッドに(回転ヘッドが0度時に)X軸を中心に傾斜する傾斜ヘッドを取り付け、そこに主軸を取り付けた例です。この加工機は大型の加工機や木工機に見られるタイプです。

テーブルにZ軸中心に回転する回転テーブルを取り付け、ヘッドは、Y軸中心に傾斜する加工機の例です。これは中型の加工機や横型にし、複合旋盤の軸構成で見られる例です。

ネジのピッチ

ネジのピッチとは、ボルトのネジの谷と山の間隔です。
下図をみてください。ネジの断面をみると、谷と山が交互にきていますね。
谷~谷、山~山までの距離を、ネジのピッチといいます。

ネジの谷と山は、ネジのギザギザしている部分のことです。
凹んでいる部分が谷、突出した部分が山です。

ネジのピッチの規格

ネジのピッチの規格を下記に示します。
ねじの呼び径とピッチは、概ね一定の割合です。
呼び径が大きいほど、ピッチは粗くなります。
また、並目ねじに比べて、細目ネジの方が、ネジのピッチが細かいです。

ネジの並目、細目の違い

ネジの並目、細目の違いを下記に整理しました。

並目(なみめ)ねじ
ボルトの呼び径と、ねじのピッチが一般的な割合のねじ

細目(ほそめ)ねじ
並目ねじに比べて、ねじのピッチが細かいもの

並目ネジより、細目ネジのほうがネジのピッチが細かい。
よって、細目ネジの方が、締まりが良いです。

※細目ネジは、ネジのピッチが細かい分、噛みあう箇所が多いですよね。

ぬすみ とは

ヌスミや逃げは、刃物がピン角を削れないとき、または相手部品が合わさるときの干渉を避けるための加工をさします。

ヌスミは、ピン角などの部分的な処理、逃げは、シャフト等の軸受けと当たらない箇所全部の径を小さくするなど、どちらかというとヌスミに対して広範囲の削り取り加工を示します。
逃げの中にヌスミも含まれます。ヌスミの事を逃げと言っても通じます。

形体 幾何公差の種類 説明
単独形体 真直度 直線形体の幾何学的に正しい直線からのひらきの許容値。
平面度 平面形体の幾何学的に正しい平面からのひらきの許容値。
真円度 円形形体の幾何学的に正しい円からのひらきの許容値。
円筒度 円筒形体の幾何学的に正しい円筒からのひらきの許容値。
線の輪郭度 理論的に正確な寸法によって定められた幾何学的輪郭からの線の輪郭のひらきの許容値。
面の輪郭度 理論的に正確な寸法によって定められた幾何学的輪郭からの面の輪郭のひらきの許容値。
平行度 データム直線またはデータム平面に対して平行な幾何学的直線または幾何学的平面からの平行であるべき直線形体または平面形体のひらきの許容値。
直角度 データム直線またはデータム平面に対して直角な幾何学的直線または幾何学的平面からの直角であるべき直線形体または平面形体のひらきの許容値。
関連形体 傾斜度 データム直線またはデータム平面に対して理論的に正確な角度をもつ幾何学的直線または幾何学的平面からの理論的に正確な角度をもつべき直線形体または平面形体のひらきの許容値。
位置度 データムまたは他の形体に関連して定められた理論的に正確な位置からの点、直線形体、または平面形体のひらきの許容値。
同軸度 同軸度公差は、データム軸直線と同一直線上にあるべき軸線のデータム軸直線からのひらきの許容値。
同心度 同心度公差は、データム円の中心に対する他の円形形体の中心の位置のひらきの許容値。
対称度 データム軸直線またはデータム中心平面に関して互いに対称であるべき形体の対称位置からのひらきの許容値。
円周振 データム軸直線を軸とする回転体をデータム軸直線のまわりに回転したとき、その表面が指定された位置または任意の位置において指定された方向に変位する許容値。
全振れ データム軸直線を軸とする回転体をデータム軸直線のまわりに回転したとき、その表面が指定された方向に変位する許容値。
ゲージ記号 元となった語句 ゲージ種類
GR Go Ring 固定式通り側ねじリングゲージ ISOゲージ方式
メートルねじ
管用平行(G)ねじ
NR Not go Ring 固定式止り側ねじリングゲージ
PR Plain Ring プレーンリングゲージ
PC Plain Calliper プレーン挟みゲージ
GP Go Plug 通り側ねじプラグゲージ
NP Not go Plug 止り側ねじプラグゲージ
PP Plain Plug プレーンプラグゲージ
GR Go Ring 通り側ねじリングゲージ 旧来のJISゲージ方式
メートルねじ1~3級
ユニファイねじ
管用平行(PF)ねじ
WR not go  Working Ring 工作用止りねじリングゲージ
IE not go  Inspection RIng 検査用止りねじリングゲージ
WS Working Snap 工作用限界はさみゲージ
IS Inspection Snap 検査用限界はさみゲージ
GP Go Plug 通り側ねじプラグゲージ
WP not go  Working Plug 工作用止りねじプラグゲージ
IP not go Inspection Plug 検査用止りねじプラグゲージ
WM Working Male 工作用プラグゲージ
IM Inspection Male 検査用プラグゲージ
意味 呼び方
円弧の直径または円の直径 「まる」または「ふぁい」
半径 「あーる」
コントロール半径 「しーあーる」
球の円弧の直径または級の直径 「えすまる」または「えすふぁい」
球の半径 「えすあーる」
45°の面取り 「しー」
正方形の辺 「かく」
円弧の長さ 「えんこ」
暑さ 「てぃー」
穴深さ 「あなふかさ」
・(浅い)ざぐり:円形で約1mm表面を削り取ること
・深ざぐり:円形でねじ頭などを隠すために数ミリmm以上表面を掘り下げること
「ざぐり」
皿ざぐり 「さらざぐり」
軸先端の円すい 「えんすい」